低用量ピル販売開始から四半世紀

国連加盟国の中で最後、1999年9月2日に日本ではじめて低用量ピルが販売されて先週で25年。低用量ピルのおかげで日本の女性は生きやすくなっているでしょうか。
稲葉可奈子@産婦人科医 2024.09.09
読者限定

みなさんこんにちは、産婦人科専門医の稲葉可奈子です。

「稲葉可奈子の元気がでるニュースレター」をご購読くださりありがとうございます。

1999年9月2日に日本ではじめて低用量ピルが販売されてから先週でちょうど25年、四半世紀です(本当は「25年前の本日9月2日、今日でちょうど~」と書いていたのですが、わたしがバタバタしており書きあがらず当日にアップできなかったため「今週で25年」がさらに「先週で」になってしまいました、、タイムリーに発信できずすみません💦)。

25年前はわたしはまだ医者ではなかったので、その当時の熱量をリアルタイムに肌で感じていていたわけではないのですが、低用量ピルの認可が国連加盟国の中で最も遅く、欧米に遅れること約40年、北朝鮮よりも遅かった、という事実は語り継いでいかなければならないですし、

25年前にようやく日本の女性も低用量ピルを使えるようになってから四半世紀が経ち、日本の女性がその恩恵を受けられているのか、改めて今の日本の状況を共有したいと思います。

この記事は読者限定記事です。ご登録頂けますと無料でお読み頂けますので、続きを読んでみたいと思っていただけましたらぜひご登録下さい。

この記事は無料で続きを読めます

続きは、3323文字あります。
  • 低用量ピルが承認されるまで
  • 低用量ピルが認可されて25年

すでに登録された方はこちら

サポートメンバー限定
妊娠出産てたいしたことないよね~に医療従事者が総出で本気で憤慨したワケ...
サポートメンバー限定
HPVワクチンを不安に思っていた人の気持ちが変わった瞬間
サポートメンバー限定
HPVワクチン裁判を受けての懇話会まとめ
サポートメンバー限定
小雪さんが子宮頸がん予防啓発に出演されていることは実はすんごいことなん...
読者限定
ヒカキンさんのお子さん誕生報告が産婦人科医的にすばらしすぎて勝手に解説...
サポートメンバー限定
生理痛やPMSがある受験生の対策教えます
サポートメンバー限定
生理痛にツボ押しは効く?『虎に翼』を産婦人科医がマジメに解説
読者限定
「子どもはまだちょっと…」と思っている男性へ